一年ぶりのストックホルム在住のFudekoさんとのミーティング。Fudekoさんは、スウェーデンでDiplomerad medicinsk massageterapeutとして活躍されています。
この、Medicinsk Massagetherapeutになるには、スクールで以下の様に学ぶそうです。
まず第一期:Diplomerad massör (マッサージ師としての卒業証書・治療はできない)は、手技が中心で、解剖学、生理学、病理学。テストはそれぞれ70点以上で合格だそう。
次に第二期に進み、diplomを取らないとCertifierad massör av Branchrådet Svensk Massage(スウェ-デンマッサージ協会承認マッサージ師) いわゆるライセンスをとれません。学ぶ事は、PNF/PIR法、身体の分析、ストレッチ、トレーニング法、スポーツマッサージなどを学び、更に、生理学、病理、解剖及び歴史等。これら全てを、一つ一つの学んだ項目に対してテストがあり、70点以上クリアしなければ卒業は出来ません。最後に技術テスト. この段階でのdiplomでマッサ-ジを仕事として行うことができます。
そして、第二期を終了して一息つく暇も無く、50時間の研修に進むそうで、これは研修をさせてくれる会社に自分で売り込みに行き、インターンをさせてもらいます。更にその後、症例レポートを(1人の患者についての症例を10ページ)半年以内に提出して初めてディプロマが貰えるとの事でした。
このdiplomをクリアして、同時にスウェーデンマッサージ協会のテストもクリアして、Diplomerad medicinsk massageterapeut (卒業証書つきの治療を施す事ができるマッサ-ジセラピスト)のライセンスとバッジが与えられるそうです。